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青い鳥 [メッセージ]

貧しいきこりの子の兄妹チルチルとミチルはクリスマス・イブの夜、魔法使いのおばあさんの訪問を受け、その言い付けで「青い鳥」を探しに出かけます。

「わたしの孫が、今、病気でな。しあわせの青い鳥を見つければ病気は
 治るんじゃ。どうか二人で、青い鳥を見つけてきておくれ」
「うん、わかった」

チルチルとミチルは鳥カゴを持って、青い鳥を探しに旅に出ました。

チルチルとミチルがはじめに行った国は、『思い出の国』でした。
二人はこの国で、死んだはずのおじいさんとおばあさんに出会いました。

「人は死んでも、みんなが心の中で思い出してくれたなら、
 いつでもあうことができるんだよ」

おじいさんは、そう言いました。
そして、チルチルとミチルに、この国に青い鳥がいることを教えてくれました。
ところが、『思い出の国』を出たとたん、青い鳥は黒い鳥に変わってしまいました。
チルチルとミチルは、つぎに病気や戦争など、いやなものがいっぱいある『夜のごてん』に行きました。

ここにも、青い鳥はいました。でも、つかまえて『夜のご殿』を出たとたん、青い鳥はみんな死んでしまいました。

それから二人は『ぜいたくのごてん』や、これから生まれてくる赤ちゃんがいる『未来の国』に行きました。どこにも青い鳥はいましたが、持ち帰ろうとすると、みんなだめになってしまうのです。

「さあ、起きなさい。今日はクリスマスですよ」

お母さんのよぶ声が聞こえました。
目を覚ますと、二人は自分たちの部屋のベッドの中にいました。
青い鳥を探す旅は、終わったのです。
チルチルとミチルは、とうとう青い鳥をつかまえることが出来ませんでした。

でもチルチルとミチルが、ふと鳥カゴを見ると中に青い羽根が入っているではありませんか。

「そうか、ぼくたちの飼っていたハトが、ほんとうの青い鳥だったんだ。
 しあわせの青い鳥は、ぼくたちの家にいたんだね」

二人はお互いに顔を見合わせて、ニッコリしました。魔法使いのおばあさんは二人に、しあわせはすぐそばにあっても、なかなか気がつかないものだと教えてくれたのです。

[ぴかぴか(新しい)]******************************[ぴかぴか(新しい)]

Lakshmi ayaのメルヘン日記です[黒ハート]

12月に入りましたね。もうすぐもXmasもやってきます[ぴかぴか(新しい)]
"青い鳥"はチルチルとミチルがイブの夜に"幸せの青い鳥"をさがしにいくお話です。

「今年一年、自分には何もよいことがなかった」

そう思う人は、自分の内側に意識をむけてみましょう。
この物語のように幸せは身近にあったのかもしれません[ぴかぴか(新しい)]






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コメント 2

マイン

すごいお話ですよね。
精神性とかそういう事がさかんに言われる前から、こういう物語があったのですよね。
童話の世界には色んなメッセージがありますね。。。^^
by マイン (2010-12-06 09:17) 

デイジーあや

マインさん

童話はとても深いです(^.^)
by デイジーあや (2010-12-08 20:25) 

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